観光客が増えている理由は、オリンピックではない?  

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インバウンド市場が過熱する中で政府が観光立国へ向けての取り組みを加速させています。 昨年度は年間1,937万人が日本を訪れました。政府は2020年には4,000万人の観光客を呼び込むことを目標にしています。

 

オリンピックに向けて、インバウンド事業を拡大させていく動きも大きくなってきています。オリンピックに向けて観光客数は伸びる見通しです。一方でオリンピックを機に観光客の減少が見込まれるともいわれています。

 

しかし、現在観光客が伸びている理由はオリンピックではありません。

訪日外国人旅行者が増えている理由は2つあります。

 

 

  • ビザの要件緩和

 

まず、第一に考えられるのはビザの規制緩和です。昨年度、タイとマレーシアでビザの規制緩和がなされました。その結果、タイでは平成24年7月の観光者数が33万人から平成25年7月には58万人へとのび76%の増加となりました。マレーシアでも平成24年7月の観光者数が14万人から平成25年7月には22万人へとのび57%の増加となりました。2016年度は、1月にインド、2月にベトナムに対する規制緩和が行われており今後も緩和が拡大される見通しです。

 

  • 円安

インバウンド事業やアウトバウンド事業を考えるうえで欠かすことができないのが為替です。2016年には円安が終わる可能性が示唆されています。

 

 

このように、オリンピックで注目されているインバウンド事業ですが訪日観光客が伸びる理由はビザや円安にあります。このように、正確に理由を把握することが、インバウンド事業を伸ばすために重要なこととなります。

 

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